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ザスパ熱血応援中!
by からから@管理人
第五回:白い部屋のまひる
真っ白いベッドしかない部屋。太陽の光の入ることのない部屋。
「まひる」
ベッドに腰掛けていたまひるが自分を呼ぶ声に振り返る。
「何ですか?マスター」
その表情には以前のような生き生きした笑顔はなかった。
紅葉はまひるの前に立ち、立つようにと、動作で命じた。
「これから調査が始まる。いつものようにおとなしくしているんだ」
その紅葉の表情は苦しみに満ちていた。
「はい、了解しました」
表情のないまひるは紅葉の後について部屋を出る。
紅葉は後悔していた。判っていたことだ。洗脳により、以前のまひるがいなくなることを。
しかし、彼はやるしかなかった。それが己の任務であったから。
まひるの犠牲により、多くの天使の命を救うことが出来るかもしれないのである。。。
..2002/11/25(Mon)14:45
by ウーテイス
多くの命が失われ、多くの命が生まれるだろう。たった一人、いや一羽の贖罪行為がすべての諸悪に決着をつける時がきたのだ。曙光に揺れる二つの影はやがてパルテノンのレリーフを壁一面に配したような白亜の神殿に吸い込まれていく。
内部はこれみよがしのステンドグラスが異彩を放ち、パイプオルガンの荘厳な音色が臨場感を一層引き立てている。そして霊験あらたかなシルバー製の祭壇が中央に据えてあった。
紅葉は馴れた手つきで持ってきたタペストリーを祭壇の上に敷く。四つの燭台を四隅に設置し、黒のロウソクをそれぞれ立てた。
紅葉がいまや傀儡(くぐつ)となったまひるを抱き上げて、その上に横たえる。怯えを知らない子犬のような瞳に直視されては、紅葉の心中も動揺を隠し切れなかった。この場に似つかわしくない優しい目つきで応じ、莞爾と微笑して、記憶に眠る言葉を暗誦する。
「我等人類に福音をもたらす、真の姿に。等しき死と祈りをもって、天使を真の姿に。それは魂の安らぎでもある。では儀式を始めよう」
..2002/11/28(Thu)0:55
by からから@管理人
誰もが己の正義のために行動し、己の信じた道を進んだ。
皆が世界のためを考え、己個人の損得を捨て行動した。しかし、その結果が全て正しいと言えないのが世の常である。
まひるは苦渋の表情を浮かべたハガルにより、永遠の安らかな眠りを与えられた。
紅葉は羽都と同じように連れ去られたまひるを想い、涙を浮かべ、己の罪を羞じた。
アヤと瑞希は唐突に解放され、普段の生活に戻った。まひるの存在を記憶から消去されて、、、
羽都は愛する娘を失ったために、ハガルに、まひるとともに連れて行くように訴えた。しかし、罪を償うため、永遠とも思える時間を眠る存在として過ごした。
まひるを守ることを羽都より命じられていたニ・ワト・リは、己の不甲斐なさに失望した。
誰もが傷つき、そして、失った。
しかし、世界は何も変わっていないのだった。
静かに、そして、以前と変わらない時を刻んでいる。。。
ただ、一羽の天使の存在だけが失われただけなのだ。
〜 fin 〜
−−−−−−−
完結させました。。。無理やり感も否めませんがw
リレー小説の難しさを知りましたね。
これ以降はここに書き込まないで下さい。リンクもそのうち外します。
スレッド式板に書き込み宜しくお願いします^^
..2002/12/ 1(Sun)15:19